商店街「ドカベン像」存続の危機…新潟市

写真拡大

 新潟市内の商店街に「ドカベン」などの漫画のキャラクターの銅像がある。バットを手にスイングする「ドカベン」の主人公・山田太郎に、葉っぱをくわえるチームメートの岩鬼など7体の銅像が並んでいる。野球漫画「ドカベン」や「あぶさん」の作者・水島新司さんが新潟市出身ということもあり、商店街の活性化のため、これらの銅像が設置された。新潟市の観光スポットの1つにもなっているドカベン像。

 最近では、山田太郎のスイングに飛ばされているような、いわゆる「ケツバットポーズ」で記念写真を撮るのが人気となっていて、観光客などが訪れているという。

 観光客「ケツバットしたいって言って来たのよね」「ケツバット女子がはやっていると聞いて、これは(ケツバット写真を)やってから帰らないといけないと思って」

 これらの銅像が今、存続の危機に立たされている。2002年に設置された「ドカベン」などの銅像は、水島さんの厚意によりキャラクターの版権使用料などはかからなかった。除幕式には水島さん本人の姿も。しかし、今年になって水島さんの事務所が銅像の撤去を求めてきたという。その理由は…。

 水島さんの事務所は「作者の意図に合わない」としているという。「作者の意図に合わない」とは何を指しているのだろうか。過去には「ドカベン」の登場人物・岩鬼の像がくわえる葉っぱの部分が折られたり、銅像の上に人が乗って、バットの部分にヒビが入ったりしたこともあったドカベン像。こうしたことも影響しているのだろうか。

 銅像を所有・管理する商店街側の関係者は「水島さん本人とは連絡が取れず、真意が分からない。今のところ撤去する意思はない」と話している。

 一方、商店街と別の場所では、水島さんのキャラクターの使用打ち切りが決まっている。

 新潟市文化政策課・中野力課長「残念ながらこの3月いっぱいで契約が終わる」

 新潟市ではこれまで使用料を払って観光循環バスや、小学生らの登下校を見守る際のジャンパーなどに水島さんのキャラクターを使っていた。しかし、水島さんの事務所から来月からの契約を更新しない旨を伝えられ、現在は別のデザインのものに。

 さらに、市内にある「新潟市マンガ・アニメ情報館」の展示品についても31日を最後に見られなくなるという。なぜ、水島さん側は新潟市との契約を打ち切ることにしたのだろうか。

 新潟市文化政策課・中野力課長「キャラクター使用の版権管理業務については、水島さんの事務所として縮小していく方針だというお話がありまして」

 新潟市内から姿を消しつつある水島さんのキャラクターたち。ドカベン像は残ることができるのだろうか。